SEOとは検索エンジン最適化のことを意味します。GoogleやYahooなどで検索するとウェブサイトが上から順に表示されますが、SEO対策とはこの順位をできるだけ高く表示させる施策のことです。いわば人為的にランクアップを狙うわけですから、GoogleやYahooにとっては自然なランク付けになるように対策しなければなりません。Googleの「SEO対策の対策」はパンダアップデートと呼ばれます。
パンダアップデートにより順位付けの内部の評価の仕組みが変更され、それに合わせてSEO会社の対策も変わる、といったようにイタチごっこが続いているわけです。パンダアップデートはSEO会社にとっては大幅な業務の変更にもなるため、業界の関係者は戦々恐々とするようです。何よりも怖いのがペナルティの存在です。ウェブサイトがペナルティの対象になると順位が一挙に下がります。
そうなるとクライアントからは抗議され、契約も打ち切られるかもしれません。そのため、今のSEO対策は地道にウェブサイトの評価を上げる施策が増えてきました。例えば、ECサイトであればアマゾンや楽天の商品解説ページをそのままコピー・ペーストするのではなく、独自にライターを雇ってオリジナルの文章を付け加えたり、検索上位に入りやすいワードを文章に散りばめたりすることが主流となりました。そうした施策はペナルティを受ける可能性も低まり、今ではコンテンツマーケティングとも呼ばれています。